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動物なるほど通信 vol.7

よくあるトラブル−1

誤飲

 まだまだ暑い日が続きます。熱中症に注意をしましょう。

 誤飲についてのお話しです。犬や猫はとても誤飲が多いです。コイン、ボール(咬むとつぶれるものは要注意)、スーパーボール、くすり(シートのまま)、縫い針、釣り針、りんごの芯、果物の種、豚の骨、ストッキング、ヒモ、フォーク、スプーンなど、日常生活に存在するものがほとんどです。これらのうち内視鏡で摘出可能なものは一般的にゴルフボールより小さなものに限ります。内視鏡の異物をつかむ道具がそれ以上の物をつかむことができないからです。猫で多いのがひも状異物といい、舌や胃の出口にヒモがひっかかり、ヒモの先端だけが消化管に運ばれ、ヒモによって腸がひき裂かれてしまうからです。内視鏡で摘出できない物はお腹を開けて取る必要があります。ペットが家の中で放たれている時は危ない物は口の届かないところに、そして散歩中は盗食に注意しましょう。

 キャベツ畑などにはナメクジ殺しなど犬にとって非常に強毒な物があり、畑の中にも危険があるので注意が必要です。2時間以内で吐かせても安全な物で、状態が安定している犬には食塩水を飲まして催吐させる方法がありますが、うまくいかない場合も多いようです。また戻した物が気管に入ってしまった場合ご自宅では対応が難しいので慎重に行う必要があります。特にアルカリ性や酸性・石油系の製剤は注意が必要です。呑み込んだ毒性が何か解っている場合は商品名・製造会社・製品の成分表・含有量・皮膚についた、吸飲した、飲み込んだなどの接触した状況と時間、動物の状態などを把握して動物病院を来院するようにしましょう。

文責:獣医師 澤村昌樹

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