病気の治療・症状からさがす-03│沢村獣医科病院│千葉県東金市の動物病院

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症状からさがす−3

虚脱と失神

虚脱とはエネルギー不足や体力の喪失のことを言います。失神とは突然の意識の喪失のことで、酸素やグルコースのようなエネルギー基質がなくなることによって起こります。

●虚脱の原因

貧血、腹水、心臓病、慢性的な病気や炎症、電解質異常、内分泌疾患、 発熱、代謝異常、栄養障害、過度の運動、心理的要因、肺の病気

●失神の原因

末梢血管の機能障害、心臓の機能障害、代謝異常、咳

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振戦とふるえ

振戦とは、規則的で意図しない体の一部または全体の振動をいい、しばしば身震いとかふるえと呼ばれます。振戦の重要な特徴は、その規則的な性質や睡眠中に見られないことです。

●振戦の原因

老人性振戦、中枢・末梢神経系の異常、薬物、毒物、小脳の疾患、白色被毛の犬の振戦

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運動失調

運動失調の動物の特徴は、幅広い歩幅で頭部、体幹、肢の調和の乱れを示すことです。前庭(耳の中にある楕円形の空洞)障害や小脳の疾患によって起こります。

●前庭障害の原因

中・内耳炎、犬猫の特発性前庭症候群、頭部外傷、肉芽腫性髄膜脳炎、中毒、腫瘍

●小脳疾患の原因

小脳の変性、先天性および発育障害、腫瘍、炎症性疾患、頭部外傷、毒素

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麻痺

脳や脊髄が障害されることによって生じます。障害を受けた部位によって、麻痺がおこる肢の部位も異なります。原因は様々ですが、例えばよく遭遇する脊髄疾患として椎間板疾患、外傷、腫瘍、脊椎の奇形などがあります。

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昏睡と意識混濁

昏睡とは、繰り返しの侵害性刺激に対して反応しない意識消失状態をいいます。
意識混濁とは、侵害性刺激にのみ反応できる半昏睡状態のことをいい、昏迷ともいいます。

●原因

脳外傷、血管の疾患、腫瘍、代謝性の脳障害、中毒、脳炎、髄膜炎、先天性の異常(水頭症など)

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発作

発作とは意図しない発作性脳障害のことで、抑えられない筋肉の活動がみられます。発作は、全身的および部分的なものに分類されます。原因は様々なのでスクリーニング検査が必要です。
一か月に一度以上の単発作が起こる場合、抗けいれん剤の常服を考慮します。それよりも少ない頻度で起こる場合、発作が起きた時に発作止めの坐薬を使って抑えていく方法を考慮します。
一つの発作が別の発作を刺激して、発作がほとんど休みなく続く状態に陥ることがあり(これを重積発作といいます)、その場合命を失うこともあります。

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眼症状

眼に症状を引き起こす原因は様々ですが、感染性、腫瘍性、自己免疫性、栄養性、代謝性、外傷性などに分類することができ、それぞれの原因によって検査や治療の方針が変わってきます。
当院で行っている眼科検査には、以下のようなものがあります。

.当院で行っている眼科検査
対光反射眼に光を当てた時に、瞳が収縮するか。
威嚇反射手を使って動物を威嚇した時に、瞬きをするか。
シルマー涙試験涙の産生量を評価する。
眼圧測定点眼麻酔後に行う。緑内障では眼圧は高くなる。
眼底検査散瞳させてから行う。網膜の状態を評価する。
フルオレセイン染色角膜(黒目部分)に傷がないか。
スリット光検査角膜・水晶体・硝子体の評価。
●眼に異常を起こす原因
感染性クリプトコッカス、犬ジステンパー、犬伝染性肝炎、猫ヘルペスウイルスなど
腫瘍性メラノーマ、視神経腫瘍など
自己免疫性乾性角結膜炎(ドライアイ)、ぶどう膜炎など
栄養性タウリン欠乏症など
代謝性糖尿病、高脂血症など
外傷性草や木、ツメなど

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咳は気道に刺激が加わることで引き起こされます。刺激となる原因は様々ですが、大きく5つに分類できます。

●主な原因
1. 機械的刺激痰、ほこり、異物など
2. 物理的刺激変形した心臓や腫瘍などによる気管・気管支への圧迫
3. 化学的刺激各種刺激性ガス(アンモニア、タバコの煙など)
4. 温度刺激 冷気吸入など
5. 炎症刺激 気道粘膜の充血、浮腫など

原因に応じて抗生物質、気管支拡張薬、去痰剤、抗炎症薬などを用いますが、外科的な対応が必要となる場合もあります。また、薬を超音波で霧状にし、直接吸い込んでもらうネブライザー療法も有効です。

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呼吸の異常

健康な犬や猫の安静時呼吸数は1分間に15〜30回程度で、規則的で穏やかな呼吸が繰り返されます。しかし、何らかの原因によって正常な呼吸ができなくなると、呼吸回数や呼吸状態に変化が現れます。また、血中の酸素が不足すると、チアノーゼ(舌や粘膜が青紫色になること)が認められるようになります。
呼吸の異常を示す動物ではストレスをかけると状態が急変する恐れがあるため、検査は慎重に行います。必要があれば高濃度の酸素吸入を行いながら、検査・処置を進めていきます。

●呼吸異常の主な原因
胸腔容積の減少胸水、気胸、胸腔内腫瘍、横隔膜ヘルニア、腹水など
肺のガス交換能低下肺炎、肺水腫、肺気腫など
気道の閉塞異物、鼻腔内腫瘍、軟口蓋過長、気管虚脱など
全身性疾患貧血、ショック、熱射病、神経筋疾患、内分泌疾患、疼痛、興奮など

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★ご利用上の注意点★
本情報は、あくまでも情報の提供で、担当の獣医師の診断および説明の補足にすぎません。
本情報のみの判断はたいへん危険です。必ず担当獣医師と相談し、最愛のペットの治療にあたってください。

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