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耳道内内視鏡(オトスコープ)で耳道内腫瘤摘出をおこなった猫の1症例

担当獣医師:北村 鮎美 診療日:2021年09月24日
動物の種類
診療内容 内視鏡外科 特殊画像診断科(CT) 皮膚科 腫瘍外科
主訴、現病歴、既往歴若齢時からの慢性外耳炎
右側の外耳炎が徐々に悪化し、右側耳道内にしこりが見つかったためCTおよび耳道内内視鏡(オトスコープ)での精査を実施

検査結果CT 
右耳 中耳~外耳(水平耳道)に占拠性病変あり

オトスコープ
耳道内の耳垢を洗浄し除去し耳道内を観察
耳道を完全に閉塞する大型の結節性病変あり
疑われる疾患鼻咽頭ポリープ
EBMの視点慢性的な外耳炎は耳道内腫瘤が主因である可能性が高い
今後耳道内のしこりが重症化とともに外耳炎悪化、前庭障害、顔面神経麻痺などの合併症をひきおこす可能性がある

NBMの視点慢性的な外耳炎は耳道内腫瘤が主因である可能性が高い
今後耳道内のしこりが重症化とともに外耳炎悪化、前庭障害、顔面神経麻痺などの合併症をひきおこす可能性がある

根治治療のご提案①総耳道切除と鼓室包切開
根治の可能性が高いがダメージの大きな治療

②オトスコープでの腫瘤摘出
やや再発しやすいがダメージが少ない治療
緩和治療のご提案
対処療法のご提案定期的な外耳道処置の実施
家族会議・獣医の情報共有オトスコープでの耳道内腫瘤摘出を希望され、実施しました

【病理組織学的検査結果】
鼻咽頭ポリープ

【術後の経過】
術後合併症なく、耳漏や耳の不快感などの症状が軽減しました
術後1年が経過する現在も再発の兆候なく、元気に生活してくれています