仙腸関節脱臼の整復および固定をおこなった猫の1症例

担当獣医師:上山 万美子 診療日:2022年04月23日
動物の種類
診療内容 整形外科
主訴、現病歴、既往歴後肢に力が入らず歩けない
検査結果レントゲン
片側の仙腸関節脱臼および骨盤骨折(恥骨および坐骨正中)
疑われる疾患仙腸関節脱臼
骨盤骨折(恥骨および坐骨正中)
EBMの視点仙腸関節脱臼の整復および固定をすることで骨盤のずれが緩和されるため、今後それに伴う排便障害のリスクを軽減することが可能であり、歩行も早期の回復が期待できる。なお今回の骨盤骨折に関しては、仙腸関節の固定により骨盤がおおよそ正しい位置に整復されるため、手術による固定の必要性は低い。
NBMの視点仙腸関節脱臼の整復および固定をすることで骨盤のずれが緩和されるため、今後それに伴う排便障害のリスクを軽減することが可能であり、歩行も早期の回復が期待できる。なお今回の骨盤骨折に関しては、仙腸関節の固定により骨盤がおおよそ正しい位置に整復されるため、手術による固定の必要性は低い。
根治治療のご提案外科的に脱臼している仙腸関節を整復し固定する。
緩和治療のご提案
対処療法のご提案内服にて疼痛緩和の実施。
歩行は徐々に可能になることが予想されるが、今後骨盤腔の狭窄による排便障害のリスクが高まる。
家族会議・獣医の情報共有外科的な脱臼整復を希望されました。

術後経過
術後数日で歩行可能となり、元気に過ごしています。
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