院長挨拶

Message
院長澤村昌樹
ESVPS小動物外科認定医
経営学修士(MBA)
獣医学博士

~ご家族の“これから”を一緒に考えるために~

私たちは、治療方針を決定する場面で、いつも慎重に、そして誠実に向き合うことを大切にしています。
なぜなら、その時間こそが、ご家族にとって最も納得できる「これから」を選ぶための、大切なステップだと考えているからです。

獣医学的エビデンス × ご家族の想い

私たちがまずご提供するのは、最新の獣医学に基づいた「科学的な根拠(Evidence Based Medicine)」です。
これは、専門家の間で共有されている治療指針や、当院でのこれまでの経験に基づく医学的知見です。

しかし、それだけでは十分ではありません。
ご家族のご経験、ご希望、ご事情、そしてお気持ち??それらも、私たちがとても大切にしている情報です。
これは「Narrative Based Medicine(ナラティブ・ベースド・メディスン)」と呼ばれるアプローチで、 ご家族の語りや文脈を重視しながら、共に治療方針を考えていく方法です。

「3つの治療の選択肢」からご提案します

情報を十分に共有できた後は、 ご家族の顕在的な希望だけでなく、『ご自身でも気づいていなかった“潜在的な願い”』が見えてくることがあります。
私たちはその願いに寄り添い、以下の3つを基本軸とした治療方針をご提案いたします。
1. 根治を目指す治療(完治・積極的治療)
2. 緩和を目的とした治療(生活の質や痛みの軽減)
3. 対症的な治療(その場の症状を抑える)

それぞれの選択肢に対しても、ご家族の考え方や価値観は異なります。
また、必要に応じて専門施設(大学病院や高度医療施設など)へのご紹介も同時にご提案いたします。

「家族会議」の時間を大切に

ご家族の中には、遠方にお住まいのご家族や、別居のご家族もいらっしゃるかもしれません。
そんな方々とも連絡を取り合いながら、ぜひ「家族会議」を開いてください。

この時間こそが、ご家族皆さまが「納得のいく選択」をするための大切な機会になると、私たちは信じています。

私たちは「共に歩むパートナー」でありたい

治療方針が決まりましたら、私たちはその道のりをご家族と一緒に歩んでまいります。
長期の治療になることもあるかもしれません。途中でお考えが変わることもあるでしょう。
そんなときは、どうか遠慮なくご相談ください。
私たちは常に、最新の情報と、変わりゆくお気持ちの両方を共有しながら、最善の選択を一緒に模索してまいります。

私たちは、「最愛のご家族」にとっての一番よい未来を、飼い主様と一緒に考え、支える存在でありたいと願っています。



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